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代表ブログ

2018.07.05

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ロシアより愛をこめて3

衝撃の結末で日本代表は力尽きました。ドーハの悲劇ほどではありませんが、暫く西新宿のスポーツバーにて立ち上がれなかったベルギー戦でした。さて、先日のポーランド戦にて物議を醸しだした、後半残り10分での時間稼ぎをしました西野日本代表チーム。各国からお叱りを受けたが、当該チームのポーランドと日本はそこまで批判されることはないかと平然と構えておりました。中には日本人でも、お怒りの方もいるように聞いております。さて、添付戦績表は1982年スペインワールドカップ予選グループでの対戦表。ご存じの如くスペイン大会はマラドーナの退場劇、ブラジルのジーコ、ソクラテス、フランスのプラティニ、ジレスと、スーパーが集まった大会でしたね!。西ドイツはルンメニゲ全盛の時代です。その西ドイツの予選最終戦は1勝1敗で勝ち点2での、対オーストリア戦。オーストリアは既に2勝して勝ち点4(当時は勝ち点は2点でした)この対戦前に既に試合が終わっていたアルジェリアがチリに勝利して勝ち点4。要は西ドイツはオーストリア戦に勝利しないと予選落ちの危ない状況にあったわけです。

オーストリアは3点差負けでなければ昇格の大事な試合でした。15時30分のKOの当時の記録をチェックすると西ドイツは前半10分に先制点をあげました。それで、勝ち点4、得失点差でも1位、オーストリアが2位、ナイジェリアは3位という状況。

残りの80分間、両チームはお互いに得点・失点しないように試合を運びました。場内からの大ブーイングにも、おかまいなしでした。この半八百長試合から予選最終戦のKO時間を統一することが次回の大会から義務つけられました。何か?欧州勢で結託して、アフリカ系を排除した少しやらしい本音が見え隠れした結果となりました。本件に比較すれば、日本代表の行った戦略はセネガルが得点すれば消滅するリスクを背負いながら、残りの10分間をアスリートとしては苦渋のプレーを続けたわけで、それほどに非難されることでもないように思います。皆さまはどのように感じられますか?折角、高いチケットを購入して観戦された、日本とポーランドサポート以外の方々には、申し訳なく思います。そこからの伝説ともなるであろう、ベルギー戦となるわけですから、サッカーは本当に面白い。多分、大会を通じて、一番警告と反則の少ない日本チーム、ロッカーの清掃から、サポーターのスタンドでのパフォーマンス。そこでは世界一流になって、本日7月5日日本に凱旋帰国する。本当にお疲れ様でした。