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何らかの機会にスピーチを依頼されることが間々ありますよね。原稿もなしに、突然依頼された時には、その人の日ごろの教養と知識に裏打ちされた内容のスピーチとなりますので、人前で話すのは苦手なんて甘いことは言ってられません。男として、一社会人として、常に問題意識をもって日常生活を送らないと、メリハリの利いたスピーチはできないものです。街頭で突然にTVカメラ映され、「都知事選の意見」を聞かれたときに、飲み会で突然のご指名の時に、流暢に自分の意見を明確に伝えることが貴方には自信をもってできますか?そういった日常のトレーニングは必要です。特にスピーチの中に「慣用句」を織り交ぜると、表現が豊かになり、スピーチの内容が趣をなしていきます。そういうことで、本日は下記「慣用句」のNG集です。ご参考まで。
1. 小春日和: 小春とは陰暦の10月をさす。春先につかうと恥かく。
2.情けは人のためならず:他人に親切にすると巡り巡って自分のためになるという意味。(否定ではない)
3.波紋を投げかける:波紋が生じる(広がる)波紋を投げかけるとは言わない。
4.親会社に弓矢を引く:親会社に弓を引く。(気持ちはわかるが、矢はいらない)
5.苦杯にまみれる:苦杯を喫する。苦杯をなめる。一敗地にまみれる。(苦い汁を飲むわけで、まみれるわけではない)
6.舌の先が乾かぬうち:舌の根の乾かぬうちに。が正しい。舌先三寸・舌の先でいいくるめる。などと混同している。
7.爪の垢でも飲んだらどうか:爪の垢でも煎じて飲んだらどうか正しい。煎じて飲むことがポイントで垢だけ飲むのはNG.
8.君の胸先三寸に納めてくれ:君の胸三寸に納めてくれ。舌先三寸との混同。
9.アリの入り込む隙間もない:アリの這い出る隙間もない。(完全に勘違い)
10.とりつく暇もない:とりつく島がない。暇はNG。
※どうですか?慣用句は表現を豊かにしますが、うっかり間違えて覚えていることも多いです。
プレゼンテーション、冠婚葬祭、報告会等、あらゆる機会にスピーチは重要なる意思表示でありますね。
そういったときに、恥かかないよう気を付けたいものです。